しずかでにぎやかな場所 [絵本と本の事]
「・・・最初のきっかっけは20年前に岩手県で出会ったブナ林でした。」と書きましたが、あら、20年「以上」前でした!
その場所は、岩手県花巻市の大空滝(大空の滝)へ向かう途中の秋のブナ林です。
宮沢賢治の「なめとこ山の熊」の舞台ともいわれる場所で、賢治研究家で私の童話創作の先生と、賢治仲間と一緒にハイキングへ出かけた思い出が、一番最初のおはなしの「たね」になりました。
林の中は、靴底から落ち葉のカサカサした音とその感触が伝わってくるほどしずかでした。そして、しずかだからこそ周りから生き物の気配が感じられ、それは不思議なにぎやかさ。
おかげさまで、熊に出会うことなく、大空滝を見ることができました。だけど滝は思っていたより遠い景色でちょっと拍子抜け。そのぶん、秋の林の明るさや、木々の色や、匂いがたくさんの記憶のおみやげになりました。
そしてその日から、日常でも「しずかで、にぎやか」なことを想い、考えるようになり、やがて猫に・・・『しずかにしずかに』になりました。裏表紙、お気に入りです。
滝の写真がありません(どこかにあるはずなんだけど!)気になる方は「大空滝 花巻」で検索してみてください。
★『しずかにしずかに』は、保育園・幼稚園などで配布されている月刊誌です。
書店で取り寄せ可能です。
福音館書店インスタグラムで詳しく紹介されています(ありがとうございます)。
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