コチコチ時計 [絵本と本の事]
絵本『しずかにしずかに』(こどものとも年中向き2022年5月号・福音館書店)の、おはなしの「たね」をここでちょこっと。
おはなしの中にコチコチコチと音のする時計がでてきます。これは我が家の時計がおはなしの「たね」になりました。絵本では異なる時計が活躍していますが、私は、そのシーンはこの時計のリズムで「コチコチコチ」。
手のひらサイズの小さな時計です。見た目はかわいいのですが、ずっしり重く、コチコチコチが大きな音。
もう我が家で半世紀以上暮らしています。
長い間家の中心で働いていましたが、いつからか私がこの音が気に障るようになり(こういうところ、ちょっと神経質だなあと自分でも思います・笑)。しずかな電波時計に仕事を譲り、タンスの奥へ。
後ろ姿、年季入っている。
久しぶりに、ゼンマイをジリー、ジリー回すと「コチコチコチ・・・」まだ動く!
そうそう、この音。
小さいころ、一人で留守番していると、この音がだんだん大きく聞こえ、それにつれ心細くなっていったものです。
だけど本当は、励まそうとしてくれていたのかな。
今、コチコチ…を聞きながら、そんな思いになりました。
人間も年季入ってくると頼もしく(厚かましく!?)なるようです。
★『しずかにしずかに』おはなしの内容は、福音館書店インスタグラムに詳しく紹介されています。
★福音館書店HPに詳細ページがあります。感想もHP宛てお寄せいただけるとありがたいです。 https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=6998
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2022-05-02 17:00
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