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イーハトーブ風景学 宮沢賢治の<場所> [宮沢賢治の事]

宮沢賢治関連の本の紹介です。
『イーハトーブ風景学 宮沢賢治の<場所>』
7人の賢治研究者が、それぞれの視点で賢治の作品を「場所」というテーマで読み解いていく論集です。
ブログ イーハトーブ風景学 表紙.jpg
七月社HPの「試し読み」から「目次」と、編者の岡村民雄さんの序論「なぜ<場所>から宮沢賢治を読むのか」が読めます。  
 こちら→ https://www.7gatsusha.com/books/1076/

表紙は、宮沢賢治さん自筆の水彩画「日輪と山」!

目次をながめれば、「場所」が、賢治のふるさと岩手県花巻市という「場所」をはじめ、「原風景」「作品舞台」「風景」「山」「川」「郊外」など、さまざまな視点、論点へと拡がっていく予感があります。

そして各章という「場所」を訪ね歩くと、賢治の作品世界があちこちで「場所」と結びついているんだなと気づかせてくれました。賢治ゆかりの花巻の「場所」と作品の解説のコラムもあり、併せて読むと賢治の気配のある「場所」やそこに流れている時間、空間に隠れているチカラや魅力を伝えてくれます。
賢治作品の楽しみ方が拡がりました。
賢治の世界は多角的です。

7人の筆者は、宮沢賢治学会でもおなじみのみなさん。
花巻の「風景」の中で、7人で「風景学」を語ってくださる機会があるといいなあ。

『イーハトーブ風景学 宮沢賢治の<場所>』
岡村民夫 赤坂憲雄 /編 
七月社  2022年8月/発行

七月社HPより・・・
「風景のフィールドワーカー」 猫がしゃべり、鉄道が銀河を走る幻想的なイーハトーブの物語には、しかし、賢治が歩き、そして生きたリアルな土地の刻印が穿たれている。風景との共同作業によってみずみずしく記述されたテクストを、〈場所〉をキーワードに7人の著者が読み解く。 執筆陣は、民俗学者・赤坂憲雄、詩人・吉田文憲が主宰していた賢治研究会「風信社」のメンバーたち。

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